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字幕翻訳者 の戯言 アーカイヴ     117          < リストへ >
フィッシュストーリー
 伊坂幸太郎作/中村義洋監督という「アヒルと鴨」コンビによる新作映画「フィッシュストーリー」が、これを書いている2009年4月28日現在好評公開 中です。

  「アヒルと鴨」もよかったですが、こんどもいいですよ!

 この二人が絡んだ映画はいつも驚きがありますね。でもその驚きが全然映画の要じゃないんですね。“大逆転”があるからいい映画だ、とかどんで ん返しがあるから凄い!とかいうのではなくて、フツーに面白く映画を見ているとフとビックリするような逆転がある、という気分です。

「フィッシュストーリー」は今のところ香港国際映画祭とイタリアのファーイースト映画祭で国外に露出しましたが、他の映画祭も行くんじゃないかな、と思い ます。

 「曲中の空白」という糸で短い話をつなげていく映画になっている訳ですが、その「曲中の空白」にあわせてどの話も「空白」を残して一回終わっ ちゃいますよね。乱暴な話の語り方なんですが、中村監督の手にかかると全然乱暴じゃないのが凄い。観客は全然置いてけぼりになった気がしないんですよ、話 が終わってないのに。これはいかに監督が「話し上手なのか」ということの証拠だと思います。

 同じ話も語り手によって面白くもつまらなくもなる、という・・・。中村監督は10倍ぐらい面白くしちゃう方の人ですね。

 当時事務所で字幕翻訳をした最初の中村作品は「日野日出志恐怖劇場・わたしの赤ちゃん」という中篇企画モノでした。何しろ日野日出志ですから ノリノリでやったんですが、中村監督の作品だけちょっと毛色が違ったんですね。“日野日出志っぽさ”とは違うところに面白さがある、とぼけたユーモアが楽 しい映画で気になっていたんです。

 だから「アヒルと鴨」の話をいただいたときは小躍りしてましたね。

 で、今度は「フィッシュストーリー」です。「誰もしらないパンクソングが地球を救っちゃう」という設定からして「なんで地球を救うのがパンクなの?」と いうところからすでに伊坂氏の捻ったユーモアに溢れています。「歌が人類を救う」って「マクロス」みたいで恥ずかしいなと思ったんですが「フィッシュス トーリー」はあのような恥ずかしさはないです。歌謡曲が世界を救う!という「?」な話とは人間を見つめる視点が全然違いますね。いいんです、パンクで。

 それからポップカルチャーに対する引用というか、ダイハード的シチュエーションにちゃんとダイハードと同じカメラ移動をやる、とかですね、その手のお遊 びもカンペキです。

 映画の最後に短い話が全部つながるときの疾走感と爽快感は、映画だけのものですね。これは見逃す手はないです。

 バラエティ(英語)に評 が載ってますね。「おなじパンク主題の“少年メリケンサック”よりスケールが大きく、リメークのポテンシャルもある」てなことが書いてあります ね。

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