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字幕翻訳者 の戯言 アーカイヴ     126          < リストへ >
「お姉チャンバラ the Movie」
  ゾンビとビキニの女剣士。半裸の女性が生ける屍を斬りまくる!

 う〜ん・・・アニメみたいな世界観ですが、もちろんこの映画は人気ゲームの映画化です。裸女と怪物ってのは男にとっては永遠のテーマなのです・・・か ね。見世物興行という観点から見ると永遠のものですよね。

 キングコング(1933)は「美女と野獣」と言うジャンルになるけど、要は「裸女と怪物」ジャンルでもあり、映画的には元祖ですよね。ポスターに描かれ たアン・ダローは裸じゃないですけど、太ももむき出しのドレス着衣で、パルプフィクションのジャンルによって慣習化された「偽装裸」ですから「裸」なんで す。

 50年代には「原子怪獣と裸女(The Day the World Ended)」なんていうロジャー・コーマンのボロボロ怪獣映画があり、そういった映画に代表されるようにいつの時代にも「裸女と怪物」ジャンルはあった わけです。

 アクション・ジャンルに影響された70年代、「アマゾネス」とか便乗映画の「アマゾネス反乱/セックス奴隷の鎖を断て(The Arena)」(TV公開タイトル)または「エンジェルグラディエーター」(DVD発売タイトル)とか「空手アマゾネス」、「アマゾネス対ドラゴン」と いった70年代の女格闘ものが現れて捻りを効かせます。

 80年代にはあらゆる殺人鬼や宇宙生物に襲われまくる「裸女」ですが、「エイリアン」と「エイリアン2」によって反撃することが常道になると「裸女」は 自ら武器を手に、または拳法を駆使して怪物と戦いだす、というポップカルチャーの歴史が証明するように、「お姉チャンバラ」もまた連綿と連なる「ファンタ スティック映画」の王道なわけですよね。

 歴史的には、どういうところにその起源が見出せるんでしょうね、このジャンル。

 ただ、今度は指一本触れさせずに斬りまくる、というところと姉妹の葛藤の方がゾンビとの戦いより大きな比重を占める、というアニメ的な捻りが加わってま す。

 あまり喋らない乙黒エリ扮するゾンビハンター「彩」の姿に、無口なコナンを演ずるシュワルッツェネッガーを想起しました。この映画の主役は台詞ではなく て「殺陣」なのですから、アクションがすべて。座頭市からジェダイからワンチャイから古今東西のアクション殺陣がズラリと!最後の彩vs.咲の決闘の殺陣 はなんと「ドラゴンボール」の影響が!彩、咲に切りかかる→咲、フッと消える→一瞬躊躇する彩→彩の背後にビビッと現れる咲、という流れにゴクウとベジー タの戦いのカット割を見ました。で、最後は平成ガメラ。でも、ガメラの必殺技も元気玉だったからどの道ドラゴンボールか。恐るべき、ドラゴンボールの影響 力。ハリウッドがわざわざ同名異物の映画を撮らなくても、ドラゴンボールは最早ポップカルチャーの記号と化しているのでした。個人的には橋本愛実のダンス みたいなガンアクションが楽しかったです。ホンコン的でしたね。

 「お姉チャンバラ」は同じく当事務所で字幕翻訳をした「赤んぼ少女」とともにニューヨーク・アジア映画祭に招待されましたが、ソノ道のファンたちを喜ば せたことでしょう。

 で、「お姉チャンバラ vorteX」と併せてDVDで海外で売っております。
私がかつて愛読していた「Cinefantastique」 誌のウェブ版に寸評が載っておりました。なるほど、こっちの方で売れるんだね、と改めて気づかされた次第。「Cinefantastique」と いえば姉妹誌「裸女と怪物」系の女優さんばかり(Scream Queenっていうんですかね)特集したヲタク誌「Femme Fetal」誌とか出してますから、ピッタリですね。

 と、いうわけで「お姉チャンバラ」海外でも健在です。

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