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字 幕翻訳者の戯言 アーカイ ヴ     160          < リスト へ >
ゼンタイ
 橋口監督の「ゼンタイ」です。ポスターに全身 タイツの人々が写ってますが、そう、全身タイツ=ゼンタイだそうです。ワークショップを通して形になっ たエピソードを撮影して一つの映画にまとめ上げたということのようです。複数のエピソードが最後の方に 向かって一つの物語に収斂し、それまでニヤニヤ笑いながら見ていたのが唐突にグッサリ心を刺される映画 です。ニヤニヤの部分は、普通の人の些細なこだわりに関連した小噺みたいなエピソードです。草野球チー ムをいかにして存続させるかという会議とか、仕事前のキャンギャルとか、仕事終わったスーパーのレジ係 たちとかがギクシャクとやり取りをしていくと、すごく些細なことで人間関係の流れが変わって、その場に いる人の態度が周りの人との関係性でヒラリと変わったりする様がリアルで怖いんですが、とりあえず可笑 しく描かれているので笑いながら見ていきます。すると笑えないエピソードが入って、次にゼンタイ愛好者 たちのオフ会が・・・。顔が見えないので非常に挑戦的な演出だと思います。何となく声と発言の特徴でわ かる、という。ゼンタイ着て、自分を消すんだと言う発言につながり、そこで前のエピソードで気まずいや り取りをした人たちがみんな「消えたい」と思ったということに気づいてドーッと哀しくなるわけです が・・・字幕作業が終わって意外とサッサとカナダの映画祭に招かれましたから、カナダでもドーッとなっ た人がいたんでしょう。カナダでこれを見た人が「コメディだって書いてあったけど見たらすごく悲しく なった」と書いていたので、きわめて日本的な人間関係に基づいているようにみえて、普遍的なんだと思い ます。非常に微細な心の移ろいで構成されている映画です。ポスターにあるゼンタイのビジュアルで引かな いで、是非お試しを。先月(2014年5月)にはドイツ、フランクフルトが誇る日本映画祭、ニッポンコ ネクションでも上映されましたね。

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